崩壊ー@
仮眠室で翔が俺を起こした後、2人で飯を食いに道頓堀に行こうと言っていたら、
「チームソドムの隊員はすぐに隊長室に来る事。」林田隊長の声だった。
俺はすぐに駆け出した、
「ちょっと待てよ、楓。」俺は振り返って、
「翔も行くぞ、俺らが呼ばれるって事はよっぽどの事だってことぐらい知ってるやろ?」
「分かってるがな。」と言いながら、俺を追い越した翔は、
「楓の方が遅いやん。」と笑いながら走っていった。
「お前はガキか〜?」と言いながら付いていった。
林田隊長の部屋にて
「楓、ミア、翔、礼子、綾香、ユーリは医務室っと、全員揃ったな。」
厳しい顔で、
「これより特別任務を行う。はっきり言おうこれは、
ユーリのための任務と言って過言ではない。」
それからひと息おいて、
「任務の概要を詳しく説明した資料を用意したので、読んでくれ。」
と隊員に資料を回した。読み終わった俺は、
「この奈良国立古代生物研究所行けば、ユーリを助けられるんですね?」
隊長は難しい顔をしながら、
「あぁ、おそらくな。」
そして、冷たい笑みで、
「潰しに行くぞ。SPASにいや俺らの身内に手を出したらどうなるか、
きちんと教えてやらないと。」
楓の頭の中に似た笑い方をする人の事が浮かんで消えた・・・。
奈良の山中にて
「お前達の任務は、グリーフィング通り、あの古代生物に関するモノを
全て速やかに奪い、その後全てを破壊する事だ。」
「「「「「了解」」」」」
「言い忘れたが、今回の任務は能力を解放してもよい。責任は俺が取る」
楓は嫌な予感がして、みんなを見たがいつも通りだった。
「顔色悪いな?どしたん??」不思議な顔で翔が尋ねた。
「何もないって。」楓は微妙な顔で答えた。
まさに、山奥というにふさわしい場所だった。
訓練した通りの歩行法を使っても、枯葉が微妙な音を立てた。
それに、夜中の3時という時間だったので、本当に真っ暗だった。
歩いていると、空気が変わった。何かが異質だった。
さっきまでの暗闇だけでなく、何かがプラスされた不気味な感じが伝わってきた。
礼子が突然、
「楓の後ろに何かがいるわ。」俺は瞬間的に後ろを向いたが、何もいなかった。
「礼子、何もいいひんで!」俺は叫んだ。
「上よ、気をつけて!!」上を向くと同時に、USPを抜き放ち即座に撃った。
俺の2m前に、何かが落ちてきた。その時、空間がはっきりと感じられた。
「隊長、あのバカ猿やで!気ぃ付けや!特にサイキックは。」
バカ猿に向けて発砲した、だが、当たったはずなのに、突っ込んできた。
「ちっ!!」その時、また空間がはっきりと感じられ、時の流れが遅くなり、
バカ猿の動きが遅くなった。これならいける。
猿の突っ込んできた所を狙って、しゃがみつつ足の膝関節と思われる所を
単分子カッターで突き刺し、回した。
「ぐわあああああ!!」とバカ猿が叫んだ。
そして、バカ猿が膝からカッターを抜く前に、抜いて、首にねじ込み、
、カッターを抜き、その箇所に超小型爆弾を取り付けた。
超人的ダッシュ力を用いて10m離れた時ぐらいに、猿が、
爆発した。
「楓、大丈夫か?」と翔が言うと、
「わけわからんが、俺もサイキッカーかもしれない。」
「なに??どうなったんだ?」隊長が聞いてきたから、ああだったと答えると、
「それは危機的状況に人間が潜在能力を集中力によって引き出すことがあるんだ。」
「なるへそ。さっきのはそれなわけね。どうりで相手の動きが遅いわけや。」
そして、突然研究所が爆発した。